
ハリー
Vol.10
2024年02月05日(月)
鰻といえば夏のイメージですが、天然物の旬は冬。とはいえ天然物は高級すぎるので、今日はスタイルの違う3店で、上質な養殖鰻をいただきましょ。あなたはどの鰻がタイプ?
「ての字 大手町店」
文政10年(1827)創業の鰻問屋が営むお店。さすが鰻の目利きさん、メニューに「鰻のたたき」なんて一品もあって気になります。「うな重(上)」は肝吸い付きで3,200円と、価格も問屋ならではのお手頃感!お弁当販売もあるので、ランチタイムは大人気です。
鰻はせいろで蒸してから焼く江戸スタイル。継ぎ足しのタレは鰻の油を程よく残すことで、旨味を重ねながら育てるのが大将のこだわりです。お米は米屋さんに別注している専用米で、甘味ともっちり感が蒲焼に合うんだとか。
ツヤツヤの鰻はよく脂が乗って焼きはしっかりめ、タレは醤油のキレを感じます。卓上にはタレの小瓶が置いてあるのでかけ放題!「ての字」さんの江戸っ子うな重は、“タレだく”にして思いっきり頬張るのが正解です。
営業時間: | 昼 11:00~14:30(14:30LO) 夜 17:00~21:30(21:00LO) |
定休日 : | 土日祝 |
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「ひつまぶし名古屋備長 丸ビル店」
次は名古屋名物・ひつまぶし。そのままで、薬味をのせて、出汁茶漬けにしてと、3つの味わい方ができる素晴らしい鰻料理です。お店の窓からは東京駅舎が見えてとっても開放的。
名古屋の鰻は、蒸さずに焼く関西風の地焼きが定番。こちらのお店は「登録商標びんちょうひつまぶし」と銘打って、備長炭で皮をパリッと焼き上げます。愛知県産のたまり醤油を使った甘辛いタレがまた、炭の香りと合うんです。
焼き上がった鰻を見てみると、身の表面も皮もこんがりクリスピーな仕上がり。薬味はわさび、ネギ、海苔。鰻が濃い目のお味なので、薬味のさっぱり感が合いますね。昆布と鰹、白醤油のお出汁で食べるお茶漬けもサラサラっと美味。私はやっぱり薬味派かな。あっという間におひつが空になっちゃいました。
営業時間: | 昼 11:00~15:00(14:30LO) 夜 17:00~21:00(20:00LO) |
定休日 : | 丸ビルに準ずる |
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「鰻 駒形 前川 丸の内店」
創業なんと200年を超える浅草の老舗。高村光太郎や池波正太郎といった文人にも愛された名店の鰻、一度は食べておきたいですよね。
鰻は鹿児島県産がメイン。運が良ければ天然鰻に近い環境で育てられた「坂東太郎」という鰻が食べられることもあります。蒸した鰻を創業以来ずっと継ぎ足しで守ってきたタレにくぐらせて、丁寧に焼いていきます。お米はコシヒカリとミルキークイーンを9:1の割合でブレンド。
蓋を開けると、ご飯の上で輝く美しい蒲焼!身は夢見心地になるほどふわふわで、繊細な鰻を引き立てるように上品な味わいのタレ。200年の厚みなのか、貫禄すら感じるうな重です。+400円すると、セットのお吸い物を肝吸いに変更できるのもまたうれしい。自分へのご褒美に、また食べに来たいと思います。
営業時間: | 昼 11:00~15:00(14:30LO) 夜 17:00~21:30(20:45LO) |
定休日 : | 新丸ビルに準ずる |
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