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皇居の散歩コース|東京駅から歩ける3つのルートと所要時間ガイド 皇居の散歩コース|東京駅から歩ける3つのルートと所要時間ガイド
わっしー

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Vol.62

皇居の散歩コース|東京駅から歩ける3つのルートと所要時間ガイド

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2026年5月29日(金)

わっしー

東京駅から皇居まで、歩いて約10分。皇居の周辺には、予約なしで自由に散策できるエリアが広がっています。この記事では、皇居の散歩コースを「皇居外苑コース(約60分)」「皇居東御苑コース(約90分)」「皇居一周コース(約120分)」の3ルートに分けて、所要時間・見どころ・入園ルールをまとめました。どちらも東京駅丸の内口を起点に歩けますよ。

皇居散歩の全体像|3つのコースと所要時間

皇居散歩の全体像|3つのコースと所要時間

皇居周辺の散策エリアは、大きく分けて「皇居外苑」「皇居東御苑」「皇居一周」の3コース。それぞれ性格がかなり違います。持ち時間に合わせて、自分に合った皇居の散歩コースを選んでみてください。

皇居外苑は常時開放されている広場エリアで、二重橋や楠木正成像などの定番スポットがあります。道が平坦で歩きやすく、所要時間は約60分。ランチタイムの気分転換にも使えるコンパクトさです。

皇居東御苑は旧江戸城の本丸・二の丸跡を整備した庭園で、開園時間と休園日があります。天守台や二の丸庭園など見どころが多く、所要時間は約90分。歴史や自然が好きな方はこちらを優先してください。

皇居一周は内堀通り沿いに皇居の外周を歩くコース。公道沿いなので時間帯を問わず歩けて、千鳥ヶ淵や半蔵門など、濠沿いの眺めが魅力です。所要時間は約120分なので、しっかり歩きたい方向けです。

【コース①】皇居外苑の散歩コース(約60分)

東京駅丸の内中央口から行幸通りを経由して、二重橋・楠木正成像・桜田門を巡るルートです。移動距離は約3km、各スポットでの見学を含めて所要時間は約60分が目安です。

東京駅 → 行幸通り → 和田倉噴水公園

東京駅 → 行幸通り → 和田倉噴水公園

東京駅丸の内中央口を出て、行幸通りを皇居方面にまっすぐ歩きます。幅員73mの並木道は視界が広く、正面に皇居の森が近づいてくる感覚は都心の散歩とは思えないほどです。初夏はケヤキの新緑、秋はイチョウの黄金色と、季節ごとに並木の表情が変わります。途中でケヤキ並木が途切れると、右手に和田倉噴水公園の噴水が見えてきます。ここまで約10分。

大噴水の稼働は10:00〜20:00で、夜はライトアップされます。全面ガラス張りの無料休憩所(9:00〜17:00)では飲み物を持参して休憩できます(アルコール類は不可)。皇居外苑に入る前に、ここでひと息つくのがおすすめです。

※利用ルールは変更になる場合があります。最新情報は「一般財団法人国民公園協会 皇居外苑」公式サイトをご確認ください。

和田倉噴水公園 → 二重橋

和田倉噴水公園 → 二重橋

和田倉噴水公園から内堀通りを渡ると、皇居外苑の広大な芝生が広がります。約2,000本のクロマツが並ぶ景色は圧巻で、街なかにいることを忘れそうな開放感があります。春(3月下旬〜4月上旬頃)には芝生広場の周囲に桜も咲き、散歩にはいちばん気持ちのいい季節です。

正面に見える二重橋は、皇居を代表する景観。手前の石橋(正門石橋)と奥の鉄橋(正門鉄橋)の二重構造から「二重橋」と呼ばれています。記念写真を撮るなら、松の木越しに二重橋を正面から捉える定番構図がおすすめです。午前中のほうが逆光になりにくいとされているので、撮影目的の方は早めの時間帯を意識してみてください。

人混みを避けてのんびり歩ける時間帯は▶「東京散歩の穴場|人混みを避けてのんびり歩ける時間帯&エリアガイド」もあわせてどうぞ。

二重橋 → 楠木正成像 → 桜田門

二重橋 → 楠木正成像 → 桜田門

二重橋から南に歩くと、楠木正成像が見えてきます。高さ約4mの銅像は、住友家が宮内省に献納したもの。馬の脚の筋肉や鎧の細部まで精緻に作られているので、近くで見上げてみてください。

そのまま南に進むと、国指定重要文化財の桜田門へ。外側の高麗門と内側の渡櫓門で構成される「枡形門」の形式がよく残っており、江戸城の防御構造を体感できます。幕末の「桜田門外の変」の舞台としても有名です。

桜田門をくぐると日比谷公園がすぐ目の前に。時間に余裕があれば、公園のベンチでひと休みしてから戻るのもいいですね。東京駅へは日比谷通り沿いを北に歩いて約20分です。

【コース②】皇居東御苑の散歩コース(約90分)

東京駅丸の内中央口から大手門を経由して入園し、百人番所・大番所・松の大廊下跡・天守台・富士見櫓・二の丸庭園・梅林坂を巡るルートです。移動距離は約5km、各スポットの見学を含めて所要時間は約90分が目安です。

東京駅 → 大手門

東京駅 → 大手門

東京駅丸の内中央口から大手町方面に歩き、大手門から入園します。大手門は江戸城の正門にあたる門で、巨大な石垣と渡櫓門が目に入ります。天気のよい日には濠の水面にビル群が映り込むこともあり、入園前から見ごたえがあります。

入口で入園票(プラスチック製のタグ)を受け取り、退園時に返却する仕組みです。簡単な手荷物検査がありますが、並ぶことは少なく、時間はあまりかかりません。

大手門 → 百人番所→ 大番所 → 松の大廊下跡 → 天守台

大手門 → 百人番所→ 大番所 → 松の大廊下跡 → 天守台

入園してすぐの「百人番所」は、江戸城最大の検問所跡で長さ約50m。甲賀組・伊賀組など4組の鉄砲百人組が交代で警護にあたっていた場所で、建物の規模から当時の厳重さがうかがえます。

百人番所の先に進むと「大番所」があります。江戸城の番所の中で最も格式が高く、位の高い与力・同心が詰めていた場所です。同心番所→百人番所→大番所と、門の奥に進むほど警備の格が上がる構造が、江戸城の防御の厳重さを物語っています。

本丸跡に向かって坂を上る途中、「松の大廊下跡」の案内板があります。1701年(元禄14年)、赤穂藩主・浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及んだ事件の現場——いわゆる「忠臣蔵」の発端となった場所です。今は案内板と石碑があるのみですが、物語の舞台を訪ねたい方には外せないポイントです。

さらに坂を上ると、旧江戸城の天守台に到着します。天守閣は1657年の明暦の大火で焼失して以降、再建されていません。しかし天守台の上に立てば、丸の内のビル群や皇居の森が見渡せ、天気がよければ東京タワーも望めます。「江戸の城主が見ていた方角に、今はこの眺めがあるのか」と想像が膨らむ場所です。

天守台→ 二の丸庭園 → 梅林坂 →大手門

天守台→ 二の丸庭園 → 梅林坂 →大手門

天守台から下りて二の丸庭園へ。回遊式の日本庭園で、池や小滝、菖蒲田があります。庭園内の「諏訪の茶屋」は、江戸時代に吹上御苑にあった茶室を移築・復元したもので、木々に囲まれた佇まいが美しいフォトスポットです。

6月上旬〜中旬頃には花菖蒲84品種・約3,000株が見頃を迎え、紫陽花も同時期に咲くので、梅雨の季節こそおすすめです▶「紫陽花(アジサイ)の東京名所6選|都心の穴場3つ+定番3つを紹介【2026年版】」。春は梅と桜、秋は紅葉と、四季折々の彩りが楽しめます。

東御苑と日比谷公園を結ぶ自然散歩コースは▶「東京の自然を歩く散歩コース|皇居東御苑と日比谷公園を巡るのんびりルート」で紹介しています。

二の丸庭園から大手門へ向かう途中の「梅林坂」は、文字どおり梅の木が並ぶ坂道です。2月上旬〜3月上旬頃には白梅・紅梅が咲き、東御苑の中でもいち早く春の訪れを感じられるスポットです。坂を下りきると大手門はすぐ。

大手門に戻って退園。濠を渡ると目の前にオフィス街が現れ、いま歩いてきた世界とのギャップを楽しめるのも、このコースの醍醐味です。東京駅までは大手門から徒歩約15分です。

【コース③】皇居一周の散歩コース(約120分)

内堀通り沿いに皇居の外周を歩くコースです。東京駅から約7kmの距離を、各スポットの見学を含めて所要時間は約120分。ランナーにも人気のルートですが、歩いて回ると濠と石垣の景色を存分に楽しめます。

東京駅 → 大手門 → 竹橋 → 半蔵門

東京駅 → 大手門 → 竹橋 → 半蔵門

東京駅丸の内口から大手町方面へ歩き、大手門の前を通り過ぎて内堀通りに出ます。濠を左手に見ながら反時計回りに進みましょう。竹橋付近では水面にビルの影が揺れ、静かな水辺が続きます。濠沿いを歩いていると、白鳥やカモなどの水鳥に出会えることもありますよ。半蔵門では重厚な石垣と濠を間近に見ることもできます。

半蔵門 → 桜田門 → 二重橋 → 大手門

半蔵門 → 桜田門 → 二重橋 → 大手門

半蔵門から南下して桜田門へ。この区間は国会議事堂方面のビルが見え、東京の「もう一つの顔」を感じられる道です。桜田門から二重橋前を通り、大手門に戻ると一周です。

コース全体はほぼ平坦ですが、距離があるので歩きやすい靴と水分補給の準備を。途中の千鳥ヶ淵や桜田門で適宜休憩を入れながら歩くといいですよ。

皇居散歩のコースを組み合わせるなら

皇居散歩のコースを組み合わせるなら

コース①と②をつなぐ場合は、コース①(皇居外苑)→ 北桔橋門から入園 → コース②(皇居東御苑)→ 大手門から退園 → 東京駅のルートがスムーズです。総距離約5〜6km、所要時間は約2.5〜3.5時間。

コース①の桜田門から北桔橋門までは、内堀通り沿いを北に歩いて約30分。濠沿いの道は景色がよく、歩くこと自体が楽しい区間です。北桔橋門は天守台のすぐ裏手にあるため、外苑から来ると東御苑の名所を最初から順番に巡れる利点があります

おおむね起伏の少ない道ですが、東御苑内は天守台への坂があるので、歩きやすい靴で出かけてください。途中で切り上げたくなった場合は、東御苑内の平川門から竹橋駅へ出ることもできますよ。

時間があるなら、ぜひ両方歩いてみてほしいです。外苑の開放感と東御苑の静けさ、同じ皇居でもまったく違う体験ができます。

皇居散歩の実用情報

皇居散歩の実用情報

トイレ
和田倉噴水公園休憩所内、皇居外苑の楠公売店付近、皇居東御苑内(大手門・汐見坂・天守台下の3か所)。皇居一周コース沿いでは、千鳥ヶ淵緑道や日比谷公園にトイレがあります。

休憩
和田倉噴水公園の無料休憩所、芝生エリアに点在する皇居外苑のベンチ、皇居東御苑内のベンチ。

飲み物
皇居外苑の楠公売店で購入可。東御苑内には売店がないので、事前にコンビニや東京駅構内で準備しておくと安心です

皇居東御苑の入園ルール
入園無料・予約不要。開園時間は季節により異なり、4月15日〜8月末は9:00〜17:00、3月〜4月14日・9月〜10月は9:00〜16:30、11月〜2月は9:00〜16:00。最終入園は閉園の30分前。月曜・金曜は休園(天皇誕生日を除く祝日は公開。月曜が祝日の場合は火曜が休園)。年末年始(12/28〜1/3)も休園。最新の開園情報は宮内庁HPで確認してください。

服装と靴
コースのほとんどは舗装路か整備された砂利道で、スニーカーなら問題ありません。皇居外苑の芝生広場など夏場は日陰が少ないエリアがあるので、帽子と日焼け止めを忘れずに。

アクセス
東京駅丸の内中央口から行幸通り経由で皇居外苑まで徒歩約10分。大手町駅C13a出口から大手門まで徒歩約5分。竹橋駅1a出口から平川門まで徒歩約5分。出口番号は変更される場合があります。最新情報は各駅の構内図をご確認ください。

丸の内の散歩コースの全体像は▶「丸の内を散歩するならこのコース|東京駅発・マップ付きで巡る2時間の王道ルート」、女子旅で丸の内と皇居を回るなら▶「東京観光の女子旅おすすめスポット|東京駅周辺の定番から穴場まで一挙紹介」もあわせてどうぞ。

皇居散歩は東京駅から歩きはじめよう!

皇居散歩は東京駅から歩きはじめよう!

外苑コース(約60分)は気軽に、東御苑コース(約90分)はじっくりと、一周コース(約120分)はしっかり歩きたい日に。都心にいながら歴史と自然を同時に感じられる散歩です。

新幹線の待ち時間にも、休日のちょっとしたお出かけにも、丸の内で働く方のランチタイムの気分転換にも。持ち時間に合わせてコースを選んでみてください。散歩の後は、大手門や二重橋前から東京駅方面に戻る途中で丸の内仲通りに入ると、カフェやショッピングも楽しめますよ。

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丸の内に勤める5人のワーカーによるマルポ編集部。各世代や各ジャンルに精通するエディターたちが大丸有の日常を楽しく綴ります。

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