わっしー
Vol.52
2026年4月30日(木)
わっしー
約3kmを2時間。アート・歴史・自然・絶景を巡る丸の内散歩の王道コースを、5つのスポットに沿って紹介します。すべて入場無料(美術館の企画展のみ有料)。
東京駅丸の内中央口を出てすぐの東京駅丸の内駅前広場を起点に、アート・歴史・自然・水景を巡る王道ルートです。総距離は約3km(Googleマップの徒歩ルート計測に基づく目安)。各スポットでの立ち寄り時間を含めて2時間が目安です。全コース平坦で、途中で切り上げてもすぐに東京駅に戻れます。
東京駅丸の内駅前広場 → ① 丸の内仲通り → ② 丸の内ブリックスクエア(三菱一号館美術館)→ ③ 行幸通り → ④ 和田倉噴水公園 → ⑤ 皇居外苑 → 東京駅へ戻る
各スポットのおすすめの巡り方を見ていきましょう!
東京駅丸の内駅前広場から横断歩道を渡ると、丸の内仲通りに入れます。全長約1.2km、街路樹の下に近現代彫刻が並ぶ「丸の内ストリートギャラリー」は、歩くだけで野外美術館のような気分。作品は定期的に入れ替わるので、訪れるたびに新しい発見があります。作品の前で足を止めたり、気になるベンチに座ったりしながら、自分のペースで楽しんでください。
平日の11:00〜15:00と土曜・日曜・祝日の11:00〜17:00は「丸の内仲通りアーバンテラス」が実施され、車を気にせず通りの真ん中を歩けます(※実施時間は変更になる場合があります)。ベンチも通り沿いに多いので、座って人の流れを眺めるのもおすすめの時間の使い方ですよ。
冬には約250本の街路樹にシャンパンゴールドのLEDイルミネーション(例年11月中旬〜2月中旬、点灯16:00〜23:00、12月は24:00まで延長)が灯り、通りの表情がガラリと変わります。
※イルミネーションの実施時期・点灯時間は年により異なります。最新情報は「丸の内ドットコム」等でご確認ください。
丸の内仲通りを人混みなく歩きたい方は、平日・休日ともに早朝の時間帯が狙い目。穴場の時間帯とタイミングは▶「東京散歩の穴場|人混みを避けてのんびり歩ける時間帯&エリアガイド」
丸の内仲通りの途中、赤レンガの建物が見えたら「一号館広場」です。19世紀イギリスのクイーン・アン様式で建てられた三菱一号館美術館に囲まれた中庭で、春(5月中旬〜6月上旬頃)と秋(10月中旬〜11月上旬頃)にはバラが見頃。噴水と彫刻作品もあり、低層の建物に囲まれた空間はビル風が少なく、思った以上に落ち着きます。
美術館の企画展は有料ですが、中庭やミュージアムショップ、併設の「Café 1894」には観覧券なしでも入れます。中庭のベンチに座ってぼんやり過ごすだけでも、十分に丸の内散歩の目的地になるでしょう。
「Café 1894」についてもっと詳しく▶︎「丸の内の隠れ家『Café 1894』で、明治期の余韻に浸る至福のひと時」
丸の内仲通りから東京駅方面に戻り、東京駅丸の内中央口の正面に延びる行幸通りへ。ここは幅員73mという都内でも屈指のスケールを誇る並木道です。
戦後の復興事業で整備された歴史があり、名前の「行幸」は天皇の外出に由来しています。かつては中央帯が一般通行禁止でしたが、2010年の再整備を経て現在は歩行者に開放され、広々とした空間を自由に歩けます。
※催事開催時等は通行止めになる場合があります。
皇居に向かってまっすぐ進むと、イチョウ並木が視界いっぱいに広がり、振り返れば赤レンガの東京駅が正面に。この構図は写真を撮らずにはいられません!
新緑の4〜5月頃に続いて、11月中旬〜12月上旬頃はイチョウの黄葉が圧巻。季節を問わず気持ちのいい通りです。
行幸通りを皇居方面に渡り切ると、和田倉噴水公園に到着します。高さ約6mまで吹き上がる大噴水をはじめ、落水施設の水の音を間近で感じられるスポットです。噴水の稼働は10:00〜20:00(※間欠運転のため、タイミングにより停止中の場合があります)。そして、夕暮れ以降は日没〜20:00にライトアップされた水が幻想的な雰囲気に。
※噴水の稼働時間・ライトアップ時間は季節や点検等により変更になる場合があります。
ここで特におすすめしたいのが、全面ガラス張りの無料休憩所(屋内の開館時間は9:00〜17:00、テラス席・公衆トイレは9:00〜16:00)。大噴水を眺めながら、ゆっくりと座って過ごせるようになっています。飲み物の持ち込みは可能ですが、アルコール類は持ち込み不可とされています。近隣のコーヒーショップでテイクアウトしたコーヒーを片手に休憩するのにぴったりです。
※休憩所の開館時間・利用ルールは変更になる場合があります。最新情報は「一般財団法人国民公園協会 皇居外苑」公式サイトをご確認ください。
和田倉噴水公園を起点に、皇居東御苑や日比谷公園まで自然を感じながら歩くコースは▶「東京の自然を歩く散歩コース|皇居東御苑と日比谷公園を巡るのんびりルート」
噴水公園から南へ少し歩くと、皇居外苑の芝生広場が広がります。約2,000本のクロマツが整然と並ぶ景色は、都心の真ん中にいることを忘れそうになるスケール感。玉砂利エリアには整備された歩きやすい舗装路もあるので、足元の心配は不要です。
皇居前広場をさらに進むと、正門石橋とその奥に架かる正門鉄橋が見えてきます。手前の石橋越しに奥の伏見櫓を望む構図が、東京を代表する定番の撮影スポット。楠木正成像付近には楠公レストハウスがあり、無料休憩所(10:00〜16:00)やレストラン、売店も利用できます。
※楠公レストハウスの営業時間は季節や状況により変更になる場合があります。最新情報は「一般財団法人国民公園協会 皇居外苑」公式サイトをご確認ください。
帰りは行幸通り経由で東京駅まで約15〜20分。充実した丸の内散歩のフィナーレです!
皇居外苑・桜田門方面はひとりで静かに歩きたい場所としてもおすすめです。ひとり散歩の視点で楽しむなら▶「東京でひとり散歩|丸の内・皇居周辺を気ままに歩く大人の過ごし方」
同じコースでも、季節によって見える景色はまるで違います。
春は行幸通りのイチョウが柔らかな新緑に包まれ、3月下旬から4月上旬にかけては皇居周辺の桜が見頃を迎えます。5月に入ると丸の内ブリックスクエアの中庭でバラが咲き始め、赤レンガの建物と花の共演を楽しめるでしょう。
夏は日差しが強くなるので、朝の涼しいうちか夕方以降に歩くのがおすすめ。和田倉噴水公園の水景が涼しげで、噴水を眺めているだけで暑さを忘れられそうです。
秋のハイライトは行幸通りのイチョウの黄葉。11月中旬から並木が金色に染まり、東京駅の赤レンガ駅舎との組み合わせは写真映え抜群です。ブリックスクエアでは秋バラも咲き、花好きにはたまらない季節。
冬は丸の内仲通りのシャンパンゴールドのイルミネーションが主役です。例年、2月中旬まで灯りが続くので、16時以降に歩けば光に包まれた丸の内仲通りを堪能できるでしょう。
初めて歩く方も安心できるよう、丸の内エリアを散歩する際のアクセスや設備の情報をまとめました。
・アクセス:東京駅丸の内中央口が起点。東京メトロ丸ノ内線東京駅からも直結です。
・所要時間:立ち寄り込みで約2時間。急げば1時間でも一周可能。
・費用:今回紹介したスポットは、三菱一号館美術館の企画展を除いて入場無料。
・道の状態:全コース概ね平坦。皇居外苑の一部は砂利道ですが舗装ルートあり。
・ベンチ:主に丸の内仲通り沿い、和田倉噴水公園、皇居外苑に多数。
東京駅を出て3kmほど歩くだけで、アート・緑・歴史・水景をまるごと体験できるのが丸の内を散歩する魅力です。平日の空いた時間にふらっと、休日のお出かけにじっくり、どちらでも楽しめます。まずは東京駅丸の内駅前広場を出発地点に、丸の内仲通りに足を踏み入れてみてください!
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