
Vol.06
2023年10月19日(木)
メグ
今夜は大阪名物の串揚げをフレンチスタイルでお手頃に食べられる、とってもユニークなお店へ。1本の串の中にシェフのクリエイティブが凝縮されていて食べると驚きますよ。
大阪・梅田の本店はコースのみですが、東京店はアラカルトでカジュアルにたのしめるのが魅力です。それにしても、こんなに美しい串揚げを見たことがあるでしょうか…!もともとフレンチの料理人だったシェフならではの発想で、ソースや飾りのハーブ一つ一つまで考え尽くし、食べた時に味わいが一体となるように構成。店名でもある「ベニエ」というフランスの揚げ物の衣は、ふんわりとして普通の串揚げとは違う食感。中の具材がベストな火入れになるよう、揚げ時間も調整しているそう。
私が1番感動したのは「鴨」。鴨肉にサクフワの衣、鴨のクリームソースやフォアグラが入ったソース・アルビュフェラが濃厚で、ワインが進みます。看板串は「ロッシーニ」。牛肉の串揚げの上にフォアグラが乗っていて、トリュフ香るソースもしっかり。伝統的フレンチの1品が、串で見事に表現されています。食べやすいよう、中のお肉をカットしてくれているのもうれしいです。「牡蠣」と「鱧」は今年の夏季節限定。毎月旬の食材を使った新作串が登場するので、何度来ても飽きません。
串揚げ以外のメニューもユニークです。
締めに食べたいのは「揚リゾット」。内容は季節で変わりますが、今回は鰻と赤ワインのリゾットがサクサクに揚がっています。まずはそのまま食べて、途中でコンソメスープをかけてお茶漬け風に。カリッとした食感、鰻と赤ワインのコク、サマートリュフの香りがたまりません。アスパラガスは人気の1皿。揚げたてのアスパラガスにたっぷり削ったふわふわのパルメジャーノチーズは、間違いないでしょ。秋の夜長はテラス席が気持ち良いので余計にワインが進みますが、グラス1杯850円〜とお手頃なので安心です。
どんなにお腹一杯でも、このお店では必ずデザートを頼むことをおすすめします。なぜなら680円という価格で、レストランクオリティのデザートが食べられるから!
今夜のデザートは「白桃のムース」。中にブラッドピーチと白桃のコンポートが散りばめられています。カラフルなソースはベースがヨーグルトと白桃、緑のドットはピスタチオ、オレンジのドットは黄桃のソースと桃尽くし。みずみずしい桃の風味とクリーミーな舌触り。これはもう一度泡が飲みたくなるではないですか…。「最後のデザートまで召し上がるお客さまが少ないので、これは辿り着いた方だけのボーナスみたいなものですね」とシェフ。
串揚げ、1品、そしてデザート。みなさんもぜひフルでたのしんでくださいね。
昼 : | 11:30~14:30(13:30LO) |
夜 : | 17:00~23:00(21:00LO) |
定休日: | 日曜 |
店舗詳細はこちら
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