
マルポ編集部
Vol.03
2023年08月17日(木)
愛知県岡崎市発のフルーツサンド専門店「ダイワTOKYO」。はじめて地元を離れ店長になった黒田さんの胸は、メラメラと燃えていました。
ダイワTOKYO 店長/黒田美空さん
愛知県岡崎市出身。19歳からダイワスーパーで働く。人生初の東京暮らし、店長職に奮闘中。
愛知県岡崎市にある「ダイワスーパー」が手掛ける、フルーツサンド専門店。2023年4月マルチカにオープン。選りすぐりの旬の果物を使ったフルーツサンドはもちろん、焼き立てのクレープやフレッシュジュースも食べられる。また社長の実祖母が作る東京初上陸の「出汁巻きたまごサンド」も人気急上昇中。
もとは本店の大ファン。ここでなら輝けると思った。
黒田さん「ダイワは私の地元の愛知県岡崎にある小さなスーパーで、私はもともとお店に通い詰めていたお客さんでした(笑)。お店のことも大好きでしたが、ダイワは人がすごく魅力的で。なかでも1人、完全に心奪われたスタッフがいて、今でもその人が1番の憧れです。その人の接客には不思議なパワーがあって、気配りもずば抜けてすごかったです。“ここで働く人はすごい人ばかりだ。私もここに入れば輝ける!”と思って、19歳の夏から働いています」
実はフルーツによってクリームを使い分けています
黒田さん「なんといっても使っているフルーツが美味しいです!社長と本店の店長が毎朝地元愛知の市場で味見をして仕入れたものだけを、フルーツサンドやジュースに使っています。東京にも市場はあるのですが、やっぱり社長たちの目利きが1番確信が持てるんです。フルーツサンドは常時13〜15種類くらいあって、季節によって内容が変わります。個人的には、夏はシャインマスカット、秋から冬はサツマイモの大福サンドがお気に入りです。また生クリームだけをサンドした商品があるくらい、クリームにもこだわっています。実はサンドするフルーツによって、チーズ入りとチーズ無しのクリームを使い分けているんですよ。
本店以外ではじめて販売をスタートした『出汁巻きたまごサンド』も、ぜひ食べてみてほしいです。社長の実祖母が50年間作ってきたレシピで作っていて、少し甘味のある出汁巻きがからしとすごく合います」
憧れの東京。「たのしい」という気持ちが1番
黒田さん「東京はずっと憧れだったので、社長からお話をいただいて、このチャンスを逃したくない!と即決しました。はじめてだらけで緊張も不安もありましたが、今は『たのしい』という気持ちが1番大きいです。ここで働きたいというスタッフが集まってくれて、みんなで意見を出し合いながら仕事ができている環境に感謝しています。
丸の内の方々は、自分を持って堂々としていらっしゃる印象でかっこいいですね。パリッとスーツ姿の方がフルーツサンドを買ってくださると、そのギャップが可愛いなって思います。私はお客様に、愛知県から来たことやダイワスーパーのことをよくお話しするのですが、同郷の方がいらした時は盛り上がります。またお客様の服装を褒めたり、自分がいいなと思ったことはお伝えするようにしていて、そうやってお客様とコミュニケーションを取るのがすごく好きですね」
お弁当とクレープを広めたい!
黒田さん「やりたいことは2つあって、1つは出汁巻きたまごのお弁当を作ること。お店で焼いているので、お昼時にお弁当を販売できたらいいなと考え中です。あともう1つは、クレープで行列を作りたいです。うちのクレープは一味違って、生地にシュガーバターをまとわせながらじっくりカリカリに焼き上げます。焼き立てアツアツがクセになる美味しさです。渡す時はいつも手書きでメッセージを書いています!
個人的にやりたいことは…私に会いにお店へ来てくれる方が増やせるように頑張りたいです。やっぱり、お店のことになっちゃいますね(笑)」
黒田さんが焼いてくれたクレープはカリッとした食感に、バターの芳醇な香りが広がってとても美味しかったです。可愛らしくて仕事熱心な黒田店長に、ぜひ会いに行ってくださいね。