
Vol.30
2025年07月10日(木)
まりも
JR東京駅から歩いて5分。クラシックな三菱一号館美術館に併設する「Café 1894」。展覧会の世界に想いを馳せていると、自然と足が向く場所です。2024年11月に大幅リニューアルしたメニューにも注目!
三菱一号館美術館に寄り添うように佇む、ミュージアムカフェ・バー「Café 1894」。重厚な扉を開けると、時がふっと巻き戻ったような歴史の薫り漂う空間が広がります。ここは、明治期に三菱合資会社銀行部の窓口として使われていた英国風の建築空間を忠実に復元した場所。約8mの吹き抜け天井や柱の意匠など、130余年の時の重みが日常に静かな余白を与えてくれます。美術館とセットでたのしむのはもちろん、馬場先通り沿いに専用の入口があるから、カフェのみの利用もOKなんです。
2024年の営業再開に伴い、グランドメニュー全16品とランチメニュー全3品がリニューアル。画家たちのパレットをイメージした彩り豊かなオードブル「パレットプレート」(ランチ)、伝統の味に新しさとオリジナリティを加えた各種前菜(ディナー)など、一皿ごとに光るこだわりが詰まっています。カフェタイムにぜひ味わいたいのが、「Café 1894」で不動の人気を誇る「自家製クラシックアップルパイ」。サクサクのパイ生地にとろける焼きリンゴ、冷たいバニラアイスとシナモンの香りが重なり、甘さのバランスも絶妙です。作品の世界を味覚でたのしめる、展覧会とのタイアップデザートも要チェック!
日が暮れると、静かにその表情を変える「Café 1894」。バーカウンターには、ウイスキーコニサーが厳選した100銘柄ものウイスキーが並びます。「完璧すぎるウイスキー」「王のためのウイスキー」などユニークなネーミングのハイボールや、バラエティに富んだカクテルに心奪われるはず。ディナーに合わせてじっくり味わう時間も、一杯だけ立ち寄る夜も、記憶に残るワンシーンとなります。
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