
のっち
Vol.28
2025年06月02日(月)
お品書きに季節限定の「冷麺」が登場したら、いよいよ夏のはじまり。お店によってスタイルも麺もタレも全然違うから、ランチのたびに食べ比べるのが私の密かなたのしみです。今日は私のお気に入り3つをご紹介しますね!
「上海厨房 石庫門 丸の内店」
石庫門は毎年数種類の冷麺が登場しますが、まず食べたいのは王道の「五目冷やし中華」。タレは醤油かゴマを選べて、私はほんのり酢の効いた醤油ダレ派です。たまご麺の上に細く切り揃えられた鶏肉、卵焼き、きゅうり、もやしが美しく盛り付けられ、真ん中にはミニトマトが鎮座。ザ・冷麺なビジュアルに惚れ惚れしてしまいます。「麺をキンキンに冷やすから作るのが大変なんだよ!」とスタッフさんが言う通り、麺はしっかりと冷えていて、喉を滑るようなツルッツルの食感が爽快!タレはシンプルながらほのかに中華のスパイスが香ります。途中で卓上の四川山椒やガンラー(麻辣のスパイス)をかけて味変するのもあり。+330円で麺大盛りもOK。
こちらも毎年食べたくなる「四川冷やし担々麺」1,150円。自家製の麻辣醤は心地よい香りとしびれ。濃厚なゴマと特製の肉味噌の味わいも辛さとマッチします。
平日 : | 9:00~23:00(22:30LO) ※11:00まではドリンクメニューのみ |
土日祝: | 9:00~21:00(20:30LO) ※11:00まではドリンクメニューのみ |
定休日: | ビルに準ずる |
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「人人人 REN REN REN」
手作りの点心や名物・黒酢豚など、本場さながらの中国料理が自慢の「人人人 REN REN REN」。ランチタイムは担々麺が6種類もあるのですが、夏になると登場するのが汁なしの「冷やし黒ごま担々麺」。店長いわく、本場の担々麺は汁なしが基本なんだそうです。白ゴマよりもコクのある黒ゴマのペーストを使ったトロリと濃厚なタレに、唐辛子と山椒でしっかり辛さを演出。肉味噌に牛肉を使うことで、力強い旨味のパンチも効かせます。麺は平たいちぢれ麺なので、タレがめちゃくちゃよく絡む!頬張るとまずはクリーミーなゴマの風味にうっとり。そして後からピリピリ&ビリビリとしっかり辛味がやってきて、次の一口を誘います。
中国の香酢「鎮江香醋(チンコウシャンツゥ)」が担々麺にとっても合うんです。もち米を原料とした伝統製法で作る酢で酸味は優しめ。甘みと深い香りがゴマの香りを引き立てます。
平日 : | 11:00~28:00(昼15:30LO / 夜22:00LO / バー27:00LO) |
土日祝: | 11:00~23:00(昼15:30LO / 夜22:00LO) |
定休日: | ビルに準ずる |
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「四川豆花飯荘(シセントウホァ) 」
伝統的な四川料理が味わえる新丸ビルの「四川豆花飯荘」。エントランスから高級感がありますが、ランチはお手頃なんです。初夏からビジネスランチの麺メニューとして登場するのが「棒々鶏冷麺」。棒々鶏は旨味の強い鶏モモ肉を使い、低温調理でしっとりと仕上げ。素揚げにした夏野菜もカラフルです。細めのちぢれ麺に絡むのは二種のタレ。下には醤油ベースのさらりとしたタレ、上にはとろっと濃厚なゴマダレがかかっていて、それぞれで食べても、混ぜても美味。口の中に広がるのは、老油(ラオユー)という豆板醤ベースの香味油の香り!優しい辛味とゴマ、老油の香りがすべての具材を包み込みます。さすが一流店の冷麺といった風格です。
食事には茶藝師が淹れる「八宝茶」が必ずセット。ジャスミン、龍眼、菊花、氷砂糖など8種の素材入りで何杯でも飲めます。四川料理はメインに向けて辛い料理が出るので、氷砂糖が溶けて甘くなっていくのが良いそう。
平日土昼: | 11:00~15:00(14:30LO) |
平日土夜: | 17:00~23:00(22:00LO) |
日祝 : | 17:00~22:00(21:00LO) |
定休日 : | ビルに準ずる |
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