
メグ
Vol.05
2024年12月13日(金)
メグ
年の瀬が近づくと気になるのが年賀状。「いつまでに出せばいいの?」「どう書けばいいの?」そんな疑問にお答えします。丸の内で働くビジネスパーソンの皆さん、この記事を参考に、心のこもった年賀状で新年のご挨拶を!
年賀状は単なる習慣ではありません。ビジネスや人間関係を円滑にする重要なコミュニケーションツールです。基本的なマナーを押さえて、印象アップを狙いましょう。
年賀状の意味と由来
年賀状の起源は、平安時代にさかのぼります。当時は、元日に直接挨拶に行けない人に使者を送ったのが始まりです。江戸時代には、武士の間で書状による挨拶が一般化。明治時代に郵便制度が整備されてからは、現在のような形になりました。新年の挨拶を通じて、人々の絆を確認し、新たな年への希望を分かち合う、それが年賀状の本質的な意味なのです。
年賀状を出すべき相手
ビジネスシーンでは、直接の取引先や協力会社、そして普段からお世話になっている方々が対象です。プライベートでは、日頃連絡を取り合っている友人や恩師が中心となります。ただし、喪中の方には出さないよう注意が必要です。年賀状リストを作成し、計画的に準備することをおすすめします。オフィスで、同僚と一緒にリストアップするのも良いでしょう。
年賀状の正しい時期
年賀状を出すベストなタイミングは、12月15日から25日の間です。日本郵便によると、12月25日までに投函すれば、元日に確実に届きます。しかし、遅くとも1月7日(人日の節句)までには届くようにしましょう。それ以降は「寒中見舞い」として出すのがマナーです。丸の内の郵便ポストは年末も混雑するので、早めの投函を心がけましょう。
年賀状の書き方には、いくつかのポイントがあります。基本的な構成を押さえつつ、自分らしさを加えることで、心に残る年賀状に仕上がります。
オモテ面の書き方
オモテ面は簡潔に、正確に書くことが大切です。宛名は中央よりやや右上に、自分の住所は左下に書きます。ビジネス用の場合、宛名は「株式会社〇〇御中」とし、個人名を併記します。筆ペンを使用するなら、事前に下書きをして練習するのがオススメです。丸の内の文房具店では、綺麗に書けるガイド付きの年賀はがきも販売されていますよ。
ウラ面の文例と構成
ウラ面の基本構成は、①頭語 ②時候の挨拶 ③本文 ④結語 ⑤署名です。例えば、「謹賀新年」「新春の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」といった具合です。ビジネス向けには、昨年の感謝と今年の抱負を簡潔に述べるのが良いでしょう。個性を出したい場合は、イラストや写真を添えるのも効果的です。
避けるべき表現
年賀状で避けるべき表現もあります。「謹賀新年」と「賀正」の両方を使うこと、「昨年中は大変お世話になりました」という過去形の使用、また「本年もよろしく」という略した表現は避けましょう。特にビジネス用の年賀状では、くだけすぎた表現や絵文字の使用は控えめにします。丁寧さを保ちつつ、相手との関係性に応じた表現を心がけましょう。
デジタル化が進む現代、年賀状の形も変化しています。従来の紙の年賀状に加え、新しい選択肢も増えてきました。
オンライン年賀状の選択肢
最近では、スマートフォンやPCから簡単に作成・送付できるオンライン年賀状サービスが人気です。写真やイラストを自由にレイアウトでき、印刷や投函も代行してくれるので便利です。日本郵便の「はがきデザインキット」も活用できます。丸の内のカフェでゆっくりデザインを考えるのも素敵ですね。
SNSでの新年挨拶
LINEやFacebook、Instagramなど、SNSでの新年挨拶も一般的になってきました。個人的な関係の友人には、こうしたカジュアルな挨拶も効果的です。ただし、ビジネス関係者には、やはり従来の年賀状か、丁寧なメールでの挨拶が望ましいでしょう。SNSの場合、プライバシー設定にも注意が必要です。
紙とデジタルの使い分け
紙の年賀状とデジタルの挨拶、どちらを選ぶべきでしょうか。ビジネス関係や目上の方には、やはり紙の年賀状が無難です。一方、普段からSNSでやりとりしている友人には、デジタルでの挨拶も歓迎されるでしょう。大切なのは、相手との関係性や普段のコミュニケーション方法に合わせること。両方を併用するのも一つの手段です。